健康目的で走っている40代の練習記録

フルマラソンサブ30・ハーフマラソンサブ71.5・5000m15分台を目指す40代の記録

METASPEEDSkyレビュー(VaperFlyNext%2と比較してみました)

昨年末頃から自分のシューズ事情が大きく変わっています。これまでNIKEの回し者疑惑が出るくらいにNIKEのシューズ一択だったのが他のシューズメーカーのシューズを履き始めました。その先陣を切ったのがBrooksのHyperionTempoノンカーボンシューズで現在はEペース以上のjogやロングラン、インターバルにも使用しています。基礎的な脚づくりにとてもいいなと。NIKEでもノンカーボンでいうとTempoNextがありますが”VFN使い”からすると以前のペガサスターボのようなノンカーボンが欲しいところでした。TempoNextはどちらかというとAlfaFlyNextの練習用的な位置づけに近そうかなと思い、あまり使っていないというところです。

そして自分にとって長らくレースはVaperFlyNext%2(VFN%2)の牙城だったわけですが、そこに割って入ったのがASICSMETASPEEDSkyです。これまではもちろん存在は知っていましたが買おうとはしてませんでした。正月明けにたまたま皇居でjogしていた時にお声がけいただいたグループの皆さんがMETASPEEDSkyを愛用している方々で、VFN%2と比較したときの良さについてたくさん聞かせていただきまして、そこまで言うのなら一度買って試してみようと思い買ってみたというところです。

とはいえ実をいうとASICSのシューズはもともと自分にとっては鬼門です。というのも学生時代にASICSのシューズでの故障率がとても高かったということが理由にあります。その故障確率を減らしたのが当時NIKEだったということもあり、市民ランナーになってからもケガなく継続的に走りたいという意向があったのでNIKEのシューズを愛用してきたという背景があります。まあ趣味で走るのにわざわざケガしにいこうということ自体を考えないですよね。一方でかつてから30年くらい経過しているわけでそろそろ食わず嫌いもやめるべきでは?という良いきっかけになったかもしれません。久々のASICSです(写真左/右はVFN%2)。

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●練習によるレビュー
2つのシューズの比較ということでできるだけ同じ条件で走ってみました。
・同じ駒沢公園を走る
・単独走で走る
・同じ10周21.4kを走る

気候条件はVFN%2で走った時の方が後半が暴風になってしまったというところがありますし、新品でないものを使用したという差がありますが、足回りの確認や走りやすさなどの比較としてみればいいのでタイムは参考程度で良いかと思います。以下がその練習です。
①METASPEEDSkyを使用したPR

②VaperFlyNext%2を使用したPR

タイム差からいえば今日走ったMetaSpeedskyが良いとなりますが、VFN%2の時は暴風が吹いていたこともあるのでそこは差異として見るべきかなと。タイムは別として履いて走った感触はこんな感じでした。

・VFN%2のような前傾を作っていくような感覚はなくどちらかというとHyperionTempoにカーボンがついたような感覚(平坦なシューズにカーボンがついた感覚)に近いです。
・足の先がVFN%と比較すると広い。そのせいか(?)、走っているときにぱたぱたと着地してしまったところがありました。ただしここは自分の走り方が悪いだけかもしれない点に注意です。
・体が温まるにつれて体の動きがよくなったせいもあるかもしれませんが、脚をしっかり前にもっていってくれました。ここはVFN%2よりも大きな効果を感じました。ここはASICSが標榜しているMETASPEEDSkyのストライド拡大効果なのかもしれませんね(ここは下記で比較しています)。

後半までしっかり脚を前にもっていけたのでBUも自然でした。風の差だったかもしれませんがVFN%2の時よりも少ない努力感でペースを上げられる感触を得られたように思います。結局後半にしっかり上げられたところでハーフを余力持って2ndPBで通過できました。その点ではシューズの効果ありだと思います。

なお実際にストライドに変化あったのかを見てみましたこちらがその比較です。左がMETASPEEDSkyで走った方、右がVFN%2で走った方。確かに平均ストライドは10cm伸びているようです。まだ1回だけなので何とも言えませんが繰り返しこの傾向がでるようであればシューズの効果はあると言えそうですね。
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●練習後のレビュー
一方でここはおそらく使う脚の筋肉の場所が異なることによると思うのですが、METASPEEDSkyのほうがVFNよりも脹脛の筋肉に疲労がたまりました。あとはハムも少しですが、ハムについては今日はペースもいつもより速めに推移したこともあるかと思います。脹脛については自分だけの話なのか他の方もそうなのかはよく分かりませんが、もしかするとVFN%2では前傾を保つことによってスムーズな重心移動の中で自然と脚を前に出せるので脹脛を使うことなく走れていましたが、METASPEEDdSkyはシューズ自体が前傾でない分(平坦な分)、これまでよりも重心移動のプロセスで脹脛に負担がくるようになっていたかもしれません。そこは重心移動の仕方に慣れれば解決できるかもしれないところですので何度か使ってみることでクリアできるのかもしれません。

ただ今日1回走った感覚ではその負担感を考えると一般的に言われる評判どおりでハーフマラソンまでの距離に適したシューズなのかなという気もしています。これをフルまで使用するとすれば、それなりに筋トレをしたり、履きなれることで1回での走行における脚への負担感を減らしていく必要がありそうです。

以上が感想になります。いかがでしたでしょうか。
正直なところ、今日1回履いただけのシューズをこれまで2年近く履き慣れてきたシューズと比較すること自体がすでに不利だと思うのですが、それにも関わらずこれだけ拮抗しているということは、実は正直言うと履き慣れた時にはMETASPEEDSky一択になる可能性も考えてます。ただそれにはもう少し時間画必要かなと。しばらくポイント練習で使ってみるなど履き慣れる時間と筋トレ等の対策も必要なのかなと思ってます。またこのシューズでこれだけの良さがあるのであればと新たに買おうと心に決めたのがMETASPEEDEdgeです。

ASICSのサイトにはMETASPEEDEdgeについてこのように書かれています。

ピッチ型ランナーが、ピッチを調節しながらストライドを伸ばし、少ない歩数でゴールすることを目指す トップアスリート向けシューズ

  • ASICSの軽量ミッドソールフォーム材の中で最も反発性に優れた「FF BLAST TURBO」を採用し、ストライドを伸ばす効果を発揮。
  • 反発性を高めつつピッチのコントロールのしやすさを追求
  • ストライドを伸ばしながらピッチもスムーズに上げられるよう、ゆるやかで流れるようなカーブ設計を採用

ご参考までにMETASPEEDSkyは以下のような説明がされてます。

ストライド型ランナーが、よりストライドを伸ばし、少ない歩数でゴールすることを目指す トップアスリート向けシューズ
  • ASICSの軽量ミッドソールフォーム材の中で最も反発性に優れた「FF BLAST TURBO」を採用し、ストライドを伸ばす効果を発揮
  • ミッドソールの厚みを調整し反発性を高め、ストライドを伸ばすことを可能に
  • よりストライドを伸ばすためにできる限り前足部に厚みをもたせた鋭いカーブ設計を採用

これを見るとそもそもピッチ走法の自分はMETASPEEDEdgeの方が合っているような気もします(^^;。今日のMETASPEEDSkyの感触が良かったので今夜あたりにポチってみようかなと。いつものごとくコソーリ買いたいので、家族が誰もいないときに受け取れる時間指定ができるといいなと思ってます(笑)。

それではまた。