健康目的で走っている40代の練習記録

フルマラソンサブ30・ハーフマラソンサブ71.5・5000m15分台を目指す40代の記録

かつてのサブ3は今はどのくらいに該当?

市民ランナーの憧れの1つと言われるフルマラソンのサブ3。3時間を切ってのゴール。
サブ3を目指してと掲げた練習会が開かれたり、ネット上でもサブ3を目指してといったキャッチフレーズでインストラクターの方々が語られていることも良く見ます。ただかつて数年前に言われていたサブ3と今のサブ3ではどちらの方がハードルが低そうかというと直感的に今の方が走りやすいのではないかと思うランナーが多数ではないかと思います。もちろん全体的なレベルアップも図れてはきていますが、厚底シューズといった技術の進歩によってもたらされている部分も多いのではないかと思います。そこで男性市民ランナーに焦点をあてて、どの程度サブ3は身近な存在に近づいた可能性があるのかをちょっと調べてみました。

まず2021年に行われた主だった公認レースのうち4つを挙げたいと思います。
・金沢マラソン
・ぐんまマラソン
・青島太平洋マラソン
・富山マラソン

これらについて厚底シューズがそれほど一般的ではなかった2018年と2021年を比較してみました。まずサブ3で完走した人数が完走者全体に対してどの程度の割合かを比較すると、
・金沢マラソン 1.9%→6.0%(完走者9552人→7552人)
・ぐんまマラソン 2.9%→5.1%(完走者4008人→2974人)
・青島太平洋マラソン 1.1%→6.4%(完走者6622人→5488人)
・富山マラソン 2.2%→3.6%(完走者9376人→7161人)

と上記のように大幅に増えています。サブ3が出場者全体の3%程度というNYマラソン(?)か何かの調査があったような記憶がありますが、もともとサブ3というのは全体として高い壁だったことがわかります。もちろん同じ気候ではないですし、市民ランナーのもともとの走力が上がったという点は挙げられると思いますが、厚底シューズが出てきたことによりサブ3はかなり難易度としては下がってきたと言えそうです。これらのマラソンでもともと2018年にサブ3を達成した比率で見たときに、2021年の大会だとどの程度のタイムに該当するかを調べてみました。例えば金沢マラソンなら2021年の大会で1.9%に該当するタイムがいくらかという観点で見ています。その結果が下記です。

・金沢マラソン 2:43:57
・ぐんまマラソン 2:53:13
・青島太平洋マラソン 2:39:12
・富山マラソン 2:53:34

というわけで約7分程度から最大で20分程度の差異があるということになります。だいぶ差異がありますが平均で12分30秒程度、つまりこの4つの大会だけの平均で見るとかつてのサブ3に該当するのは2時間47分30秒程度になるといえます。現時点ではサンプルが少なすぎるので今年大会が開かれてきたら2018年との比較を進めてみてどの程度の差異になるかを見ると”数字遊びとしては”ちょっとした示唆になるかと思います。今年は昨年対比で大会が開かれてくると期待してますので少しずつデータを蓄積して来年の今頃に答え合わせができたらと思います。

なお現時点でサンプルが少なくて参考になりきらないところですが、何となく直感的にもかつてのサブ3に比べて10分かそれに近いくらい楽になっているのかもと思っていたところではありましたので、上記はまだ少ない比較とはいえだいたいそのあたりに収斂するのかもしれないとは思っています。自分としては直感的に2時間51分前後あたりかなと予想してます。

そんな自分も初マラソンは2018年5月にズームストリーク6で走りましたが、今またズームストリークでフルマラソンやろうと思うかというと絶対無理です(笑)。当時はよくそんな薄底で走ったなと思います。脚の保護の観点でも技術革新は市民ランナーにとってとても追い風になった数年ではないかと思っています。

それとシューズの技術が上がろうとも、サブ3達成についての価値が低下しているわけではないと思っています。上記くらいチャンスが広がってきたとみて、自分も達成してやろう!って思っていただけますと幸いです(^^)

それではまた。