健康目的で走っている40代の練習記録

フルマラソンサブ30・ハーフマラソンサブ71.5・5000m15分台を目指す40代の記録

初フルマラソン時のどたばた戦記(初フルでサブ3達成までの4か月)

これからフルマラソンに挑む方、サブ3を狙う方の参考になるかと思い(?)書き記します。2017年の夏に10Kの大会出場を目指して走り始めてそこから9か月後の2018年5月に初のフルマラソンに挑みました。その初フルマラソンがそのままサブ3達成(2時間52分)となりました。当時、フルマラソンの前に準備したこと、考えていたことを書いていきたいと思います。

 

●勢いで出場を決めたフルマラソン(本当に手探り状態)

そもそもフルマラソンなんて絶対走りたくないと思ってました。長すぎる!体に悪そう!ハーフで十分でしょ!そんなところです。

ある夜にビール片手にランネットで見ていてフルマラソンも面白そうかななんて酔っ払いながら思っていたのですが、そこで残っていた地方の大会に誤ってポチっとしてしまいました( ;∀;)。参加者もそれなりに多く公認の大会です。コースが比較的フラットそうだ、これなら自分でも走れるだろう、なんて軽い気持ちでしたね。直前2017年12月は2週間シンスプリントでランオフ後、10kの大会に出場して36分台で年代別入賞を果たしたところで、フルマラソン走ったらサブ3いけるかも、なんて軽い気持ちでした。酒の力は怖い!この時点で大会まであと4か月。

 

申し込んだとはいえ、どう準備しようかわからない。周りにもサブ3で走ったことがある人もいない。そこでひたすらgoogle検索して親切に説明していただいているサイトをいくつか見て研究しました(この時の研究が今でも生きています)。この時に見たのが、

・サブ3達成者の平均走行距離は月250km

・3週間前の30k走 ただし30k走を単体より20k走を何本かやったほうがいい

・連続のランオフ日は2日までにしましょう

という内容。当時30k走どころか20k走も練習でやったことがなかったので、これはせいぜい20k走を何本かやるがせいぜいか、もしくは今までどおり15k走をしっかりやるかなどと考えている状況でロングの発想ゼロ(笑)。結局本番までにロングといえるものは30kjogを1回やっただけでした。

 

フルマラソンについてよく分からなかった自分が次に考えたのは

「きっとフルマラソンでサブ3を達成するための何かもっと効果的なコツがあるのではないか?」

 

この浅はかな発想が自分らしい(笑)

ここでstravaやブログなどをたくさん見てまわりました。自分と同じアラ40位でサブ3を達成した人、達成を目指しているけど達成できてない人の違いはなんだろうと調べた結果、多くの人の公開されているタイムなどから素人なりにある傾向に気が付きました。それが以下の話。

・(サブ3〜サブ50くらいを狙う)市民ランナーにとって実は大切なのはハーフ。ハーフが走れたからといってフルが走れるとは限らないが、ハーフがまともに走れないとフルは走れない。

・2時間40分~3時間15分くらいのランナーは

ハーフの時間×2+約10~15分

にほぼ収斂。ここがひとつの目安になるので、ハーフをしっかり走れてないとフルはしっかり走れない。

仕事や家庭がある市民ランナーにとってそんなに走ることばかりに時間をとることはできない中で、相対的に走力をつけていきやすいのがハーフであろうと仮説をたてて、であればハーフの力を磨くことでフルに活かせばいいのではないかと考えたわけです。今から考えると大胆な決断(笑)。でも今でも活かされてます。

 

それで3月のハーフマラソンに申し込んでそれに向けて練習開始!目指すは81分台でした。練習内容は以下のとおりです。

・月走行距離250kを目指す(本番までの4か月で合計1000k走りました)

・10~15kのBUを中心に練習を組み立てる(週2回、皇居を使って4'15"→3'40"/km)

・月2回は土日に15~20kのjogを入れる(普段のjogは10-15k)

・週の練習は4日以上とする。

・30kは長いし故障しそうだから基本的にやらない(笑)→本番は42kだろというツッコミありますよね

 

●ハーフでの80分切り達成から自信へ

そこから練習して3月のハーフに参戦してそこで79分台を達成しました。400人くらいしか出ない大会でしたが年代別で優勝できたのも自信になりました。この大会での結果がサブ3を達成できるだろうという大きな自信になりました。というよりこの結果で一気にサブ50ができないかと考え始めました。単純ですね(笑)。

 

一方でそこから特に練習を変えたわけではありません。もともとハーフを念頭に考えていたメニューをそのまま5月まで通しました。きっとハーフをまともに走れる走力があれば42kmはペースさあ間違わなければ走り切れるのではないかというよく分からない自信がありました(笑)。GW期間中だけ20k近いjogを多用して長い距離に慣れさせる練習をしました。

 

●シューズに迷う

今でも覚えているのが当日のシューズです。当時は当然VFN%などの厚底シューズはなく、手持ちの選択は、

・ナイキズームストリーク

・ナイキズームエリート

の2択。当日の荷物預けの直前まで悩みました。ズームストリークでいって足が42k持ちこたえられるのだろうか。でもズームエリートだと足に相対的に優しいものの重さを感じて不利になるのではないか。

結局、最後は気持ちで耐えるしかないんだ!という精神論で(笑)、ズームストリークを選択。スタートラインに立ちました。初マラソンは薄底でトライでした。

 

●大会前日の夕飯

新幹線で移動してきて大会前日の夕飯!とにかく炭水化物がとりたくて。でもあまり炭水化物をとれそうなお店がなかったので意を決して、居酒屋で酒を注文せずにお茶漬けを何杯も頼むという荒技(T . T)。恥ずかしさありましたけど、明日フルマラソンで精神的余裕ゼロ(笑)。

 

●泊まるホテルにお化けが出る疑惑

ネットで書かれていて、嫌な気分でしたが翌日が初フルマラソンでお化けを気にしている精神的余裕は無し!しっかり熟睡できました(^^)

※実は結構怖かったですが(笑) 

 

●当日の朝食

前日買っておいたおにぎりとバナナ。水分は経口補水液OS-1経口補水液はウォーターローディングも兼ねて。あとはポカリスエットを手持ちにて。 

 

●補給食どうしよう問題

色々聞いて試して選んだのがMag-on。マグネシウムが豊富なのが決めてでした。あとはアミノバイタルパーフェクトエネルギー(赤い方です)を1つ。これをハーフで食べようと計画。これと塩ラムネを持って本番へ。

 

 

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●いざスタート!爆風向かい風の中3'58"/kmで進む

当初自分の想定は前半は4'00-4'05"/kmで進めていくこと。ただ本番の雰囲気の中集団からまた前の集団に移ってという形で3'58"/kmイーブンで進みました。ここで生きたのが3月のハーフ。3'40秒台後半/kmで走れていたのでペース的なもので精神的にも負担がなかったのがリラックスして走れた原因だったと思います。ハーフでタイムを持っておく大きなメリットはここであろうと今でも思ってます(その後に走った東京マラソンでも生きました)。

そのまま順調に進んでいきましたが、35kmから思いっきり壁にぶちあたって4'30"/kmまで撃沈しましたが最終的には2時間52分でゴールできました。この35kからの地獄は今でも覚えてます。よく耐え切った自分。もう歩きたいと何度も思いましたが、フルマラソンに出たからには絶対サブ3は達成しないと!と思っていたので必死でした。

まあ壁にあたったのは全くロングやってなかった影響もあったかもしれませんし、あとは季節的なところも考えるとペースが少し実力より速かったかなと思っています。気温はスタート時で14度、ゴール時で18度でした。それと補給面で反省がありそれらは次の東京マラソンで活かすことができました。

 

●嬉しさ半分悔しさ半分

何とか最後まで粘って2時間52分でゴール。ゴールした瞬間は嬉しいというよりほっとしたのを覚えてます。やっと解放されたーと。ただ終盤に失速してしまったこと、年代別で入賞できなかったこと、サブ50達成ができなかったことなど悔しさがあり、そこからまたマラソンチャレンジしようと決めました。ゴールしたらもう2度とフルマラソンなんて走らないと思うんだろうなと思っていたのですが、今でもフルマラソンの大会に出ることを念頭に走り続けてます。

 

 

こんなドタバタな初フルマラソンでした。思い返すとよくこれでフルマラソンに挑んだなと^^;。

この初フルマラソンでは端折りましたがかなり色々と調べました。実は1番時間をかけて調べ研究したのはいろいろな市民ランナー歴諸先輩方の練習方法です。これは初フル後の7月くらいまで続けたのですが。その話はまたどこか時間ある時で気が向いたらということで。

今はシューズも進化したので当時よりもサブ3は達成しやすくなったと思いますので、心ある方はぜひチャレンジして頂きたいと思います(^^)。

 

初マラソンを迷っている方、こんな適当な感じでも走れますから迷わず参加しましょう!!